これから家づくりをはじめる方に知っていただきたい豆知識や、日々のブログを随時発信していきます。
more contents
コラム/ブログ
コラム
アクティブだけどエコ(1)
色々なエコの方法がありますが、本当に二酸化炭素が増えていないのかがなかなか見えにくく(もともと二酸化炭素は見えないのだけれど)、結果が明確にわかりにくいので、「なんとなく良さそうだよね」で「誰かさん」の言うがままに色々やっているのが現状です。
買い物の袋の使い捨てが・・・という話で、エコバッグを持つ人が増えました。良いことだとは思いますが、エコバッグを作るのにも二酸化炭素は確実に出てるよね・・・。原材料の表示と一緒に、生産するときに発生してしまう二酸化炭素の量を表示していただけると助かるなぁと思う今日この頃・・・。粗品なんかでエコバッグをもらったのは良いけど結局使っていないとなると、二酸化炭素の収支としては、出るばかりになっているわけですね。もらわなきゃいいんだけどね。いやおうなしの時もあります(--;)
太陽光発電もやはり、二酸化炭素の収支がよくわかりません。設備機器を生産するときに発生する二酸化炭素を何年使用すれば償却出来るのかをぜひ表示してほしいと思います。
金額の収支に関しては、かなりはっきり出ますよね。設置にかかる金額を何年くらいで償却できて、その上エコ!で設置を決められる方が多いのではないでしょうか。売電価格が徐々に下がってきているので設置費用の償却期間は長くなっていますが、(単体の二酸化炭素の収支ははっきりしていませんが)設置すれば確実に発電が出来、自宅で使わなくても(売電されて)どこかで使われることになるので、全体で見て二酸化炭素の排出は抑えられると思います。
人工物(冷暖房機器や照明器具など)を効率的に組み合わせて快適な居住空間の確保を目指すことをアクティブデザインと言います。
現在のほとんどの家はこの状態で、国も二酸化炭素出しっぱなしの状態が良くないので、省エネや再生可能エネルギー(太陽光発電など)の普及を進めているわけですね。
「アクティブだけどエコ」
日本の家屋は昔から「夏をもって旨とすべし」で作られていて、「アクティブだけどエコ」にはならない家が多いのです。その点を解消するために、ここ何年も「高気密・高断熱」の家を普及させるべく、国が色々な補助制度などや税金の優遇などを進めています。そうです。アクティブたけどエコになるためには、高気密・高断熱が必須になるということです。
2016/06/19