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益城町を歩いて(4) 耐力のある壁

益城町の中でも被害の状況はかなり差があり、1kmほど離れると、明らかに新耐震以前の建物(昭和56年以前の建物)でも、軽いクラック(ひび割れ)が入っているだけで、特に大きな問題もなくそのまま居住し続けている家も多くありました。

 

今回の地震は、活断層によるものとみられているため、特に場所による被害の差が大きくなったようです。東日本大震災や、私の住む東海地方で来ることが予想されている東海,東南海大地震などのようなプレート型の地震とは被害の出方が違う可能性があります。

 

解体現場の隣にも木造の家が建っています。こちらは明らかに築年数が古く、新耐震以前の建物のようですが倒壊はしていません。益城町の中の被害が大きかった地域の中でも古くても倒壊していない建物が多くありました。これらの建物は、外壁の下地が木摺り(きずり)である場合が多く、木摺りの下地が壁に耐力を持たせていたのだろうと思います。

 

下の写真が、解体現場の隣家です。木摺り下地の外壁でした。(写真には映っていませんが)

 

木摺りと言うのは、漆喰やモルタルなどの塗り壁の下地として用いられる薄い小幅板のことです。木摺りは間柱に約1cmの間隔を空けて釘止めをして使います。水平に並べて使うことが多く、倒壊を免れていた建物も塗り壁が地震で剥がれて、下地の木摺りが水平に打ってあるのが見えていました。

 

木摺り自体は薄い板(通常、厚さ5〜7mm 幅30〜40mmの板ですが私が見たのはもう少し大きく、厚み9〜12mm 幅も70〜90mmほどありました)ですが、開口部以外の壁全面に張られているため、合板を張ったときと同じように「面」で地震力に対抗したということでしょう。「耐力壁」ではなかったのですが、結果として「耐力壁のような耐力のある壁」になっていたということですね。

もちろんそのまま住める訳ではないのですが、とにかく地震の揺れで家が倒壊して、住んでいる人が亡くなってしまうという事態は避けられたようです。

2016/11/25

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