これから家づくりをはじめる方に知っていただきたい豆知識や、日々のブログを随時発信していきます。
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研修旅行…?
息子が通う高校のPTA研修旅行に参加しました。
PTAの委員に任命されており、進路担当なので毎年この研修旅行に参加しています。これで3回目。そして最後の研修旅行です。研修旅行と言っても内容は大学見学会です。プラスで工場見学がありました。
今年は、静岡文化芸術大学と、うなぎパイファクトリーの見学でした。
まず、静岡文化芸術大学へ。浜松市の繁華街。浜松駅の近くにある大学です。全体に緩やかな曲線の屋根の校舎2棟が印象的です。こちらは屋上緑化されており3枚目の写真の建物の屋上は「創造の丘」という名前がついていて、芝生の中に遊歩道があり、ハンスヘマートさんの作品である大きさのちがう木製のベンチが並んでいます。
曇り空だったのが残念ですが、浜松の街が一望でき、とても気持ちの良い空間です。
この大学は、元々私立の大学だったのを公立化した学校です。「文化芸術大学」の名前のとおり、学部は「文化政策学部」と「デザイン学部」の2つです。基本的に「アーティスト」を育てる学校ではなく、文化としての美術や演劇,音楽などの「芸術」と「一般市民」を「繋ぐ人材」を育成しているようでした。
在校生の話も聞かせてもらえましたが、とても充実したキャンパスライフをおくられているようで、学ぶ環境として、素晴らしい施設と先生が揃っているのだなと思いました。
美大の建築学科は、入試で理系の科目を課さない場合が多いし、工学系の大学は入試でデッサンなどの実技科目がない場合が多いようです。こちらの大学は、入試で「数学」を選択して、「デザイン学部」を受験できるそうです。(実技のデッサンは選択しなくても良い) ちょっと新しいなぁと思ってしまった。
構造を考えるだけが建築ではないし、デザインばかりで構造が成り立たないものも建築ではない。建築的な考え方は、機能,構造,デザインをトータルに、ある意味同時進行的に考える必要があるので、こういう入試の仕方で、理系に強い人が論理的に考えながらデザインを学ぶというのはとても良いことだなと思います。
私は名古屋市立工芸高校デザイン科卒業です。なので、今回の大学の学習カリキュラムや学内の施設,設備等には興味津々。金工室と木工室も見せてもらえました。設備が本当に素晴らしい!学生さんたちは幸せだなぁと思いました。
息子は受験生なのですが、残念ながら進みたい方向がちょっと違うので、こちらの大学は選択肢には入らないと思われます。というか、35年前の私が17歳の時にこの学校があったら、間違いなく選びます!という大学でした。
大学見学会のお楽しみは、もちろん普段見られない大学が見られるということもありますが、やっぱり学食だよね〜♪ ということで、お昼ごはんは学食へ GO!
私が食べたのは チキン南蛮,小ライス,お味噌汁,夏野菜トリオで514円。早い、安い、うまい!
定番のカレーや麺類もありました。地元や近隣の野菜を多く使っているようでした。一般市民の方にも開放されているそうです。でも、お昼の混雑時、見慣れないおばさん軍団に学生さん達は「えっ!今日は何?」の声がちらほら…。ごめんね〜と思いつつ、おいしくいただきました。
大急ぎで食事を済ませて、学内を散策しました。図書館の蔵書も私には興味のあるものが多く、居座ってゆっくり読書をしたい気分でしたが、残念ながら時間が来てしまい・・・。もう少し見たかった!
皆でバスに乗り込み、次に向かったのが「うなぎパイファクトリー」
はい。春華堂さんのうなぎパイの工場ですね。「夜のお菓子」で有名で、全国放送のテレビ番組などにも登場しますが、実際に販売されているのは、東は海老名で西は名古屋あたりまでだそうです。もっと日本中で売られているのかと思っていました。
うなぎパイは、手作りの工程が多くこの手作りの工程が企業秘密になっている部分があり、この部分は見られない…残念。
←手摺りの柱がうなぎ!! かわいい♪
見学路を案内されながら見学し、シアタールームでうなぎパイの紹介ビデオを見て、実際にうなぎパイを作っている職人さんに話を聞きました。職人として一人前になるのには、やはり10年以上必要だそうです。気温や湿度によって微妙に生地の扱いが変わるんですね。どんな仕事も一人前になるのは本当に大変なのだ!
というわけで、夕方に戻ってきました。今回の研修旅行は、私が参加したPTAの研修旅行では一番良かった!
息子の受験にも、私の仕事にも直接関係するわけではありませんが、やはり初めて見るものは色々刺激を受けますし、学ぶところがあります。
物を作る仕事は、インプットを多くしないとアウトプット出来ません。良いものを作るために、これからも積極的に色々なものを見ていこうと思います。
あ〜楽しかった♪
2017/06/27