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タモリさんと坂道

NHKで放送されている「ブラタモリ」が好きでいつも見てます。

番組の中でのタモリさんの博学ぶりが凄いですよね!毎回感心しています。

 

ずっと以前にタモリさんが「坂が好き」と言っているのを聞いて、

「坂って、好きとか嫌いとかって言うものなのかしらん?」

と思っていたのですが、タモリさんが言っているのは地形学として、つまり坂が出来ていく過程の地形学的な面白さと、その地形を巧みに利用しながら様々な歴史が作られているというところに面白味を感じているのだなと、ようやく理解しました。

 

そして、ブラタモリの中でのタモリさんの博学ぶりは、地形学の基本が解かっているからこそなのだなとも思いました。この方の興味の範囲も広く深い・・・。地形学もその一部なんでしょうね。

 

 

私自身は現在「構造塾」に参加して、せっせと構造の勉強をしていますが、木構造の勉強と合わせて、地盤の勉強もしてます。

 

実務的にはスウェーデンサウンディング調査の結果をきちんと読み取り、適切な基礎の設計をするための勉強ですが、仕事の中で色々な現場の調査結果を見て、敷地周りを見回したりしていると、「地質」と合わせて「地形」に興味が出てきました。

その土地がその地質になった理由ですね。

 

求めるところに情報は集まる!で、ちょっと面白い本を見つけました♪

「日本列島100万年史」 山崎晴雄・久保純子 共著  講談社

 

日本列島がどうして今の形(弓型)なのかとか、どうして日本には地震が多いのかとか、火山が並んでいるのはどうしてなのかとか・・・。「プレート」や「活断層」など、聞いたことはあるし、なんとなく分かっているような感じだけど、ちゃんと理解しきれていなかった色々が「地形」を作っているという、分かっているひとには当たり前のことだけど私にとってこの事実は「おおっ!そういうことなのか!!」と驚きの連続でした。

 

冷静になって細かく内容を考えてみると、義務教育で習ったことがほとんどで、それを地形学的にまとめたら「つまりこういう事!」ということなんですが、理科で習ったり地理で習ったりしたことが、頭の中で一つになってなかったんですね・・・。純粋に私の能力の問題ですが(-_-;)

 

この手の学問は時間のスパンが長い・・・。短くても数千年や数万年。長いと数千万年とか数億年の単位になってしまいますが、この本は「今現在私たちが生活している地面」が作られたであろう、歴史的には「現代」にあたる、最近の100万年を対象にしています。それでも想像がつかない長さだよね。

 

日々の生活に追われているとあまりというか全く意識しませんが、地球は確実に物理的な動きを続けていて、プレートは少しずつ移動しているし、地盤は少しづつ隆起と沈降を続けています。地盤に蓄えられた力が開放されると地震になります。川は川底を削りながら土砂を少しずつ河口に運んでいるし、火山が噴火すれば、火山灰が降って新たな地層が積み重なっていくわけですね。琵琶湖がどんどん北に移動しているという話もとても面白かった!

 

ブラタモリでは、木曽三川(木曽川,長良川,揖斐川)がある意味不自然に寄っているのが、養老断層のためだと説明されていましたが、その詳しい内容も書かれていました。

養老断層沿いの地域の沈降活動が大きく、東から西に向かって(距離にして30〜40kmの範囲)次第に深くなり、最深部では2000mにもなると。当然水は低いところに流れるので、3本の川は養老断層側に寄ってしまったということですね。

元々地盤が沈んで出来たその凹地に川が運んだ堆積物や、なんと九州で噴火した火山の火山灰や、現在よりも海面が高かった時代の海の堆積物などが溜まっていって濃尾平野になり、現在の地盤面があるそうで、改めて、当たり前に見えているものが長い歴史の中で作られてきたのだと分かりました。

 

地形を一見しただけで、その土地のおよその成形の歴史や地下の様子が分かるようになるには、随分勉強をしなければいけないとは思いますが、そこまでいかなくても、大まかな成り立ちを把握することで、例えば地震が来た時にその地域の地盤がどちら向きに動きそうだとかの予測が出来そうです。

 

 

私の一番近くにある断層は多分「猿投断層」だと思います。この断層がどのように影響して今の地形になっているのか、考えながら地元探索も面白そうです!「坂道」も「山」も「谷」も理由があってそこにあるということなのね。

秋の気候が良い時期に歩いてみようかな。温泉もあるし♡

 

この本の内容はかなりかみ砕く形で素人にも分かりやすいように書かれていますが、私には少々難しいところもあり、何度も読み返しています。図や写真も多くで良いのですが、なにせ老眼で・・・。文庫本なのですが、出来れば新書版か単行本くらいの大きさが欲しかったなぁ・・・。それでも読み返すうちに基本的な成り立ちが理解でき、図表なども分かりやすくなりました。

 

虫眼鏡片手に楽しんでいます(^^♪

 

 

 

2017/07/09

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