これから家づくりをはじめる方に知っていただきたい豆知識や、日々のブログを随時発信していきます。
more contents
コラム/ブログ
ブログ
講習会に参加しました
構造塾 第2期3回目に参加しました。
前回に続いて、長期優良住宅の計算の方法と、今回は基礎設計がありました。
長期優良住宅の方は、床倍率のチェックということで、壁倍率に比べて少しだけ内容が複雑になります。「耐力壁線」と「床」との関係があるので、ちょっと分かりにくい部分なんですね。
普段でも設計が随分進んだ段階でお客様から「長期優良住宅になりますか?」と聞かれることがあります。プランによっては可能なのですが、やはり初めから長期優良住宅としてプランニングしないと難しい部分があります。特に大きな吹抜を希望された場合は、床剛性が取りづらくなるのでかなり難しいです。
本来であれば長期優良住宅のレベルが基準になる方が良いのですが、プランの自由度がかなり制限されるため、私は設計に入る前に長期優良住宅を希望されるかどうかを確認していますが、大きな吹抜を希望される方には、「長期優良住宅に出来ない可能性が大きいです」とお伝えしています。
後半の現場で役立つ基礎設計は、かなり実務的な話でした。特に基礎の立ち上がり部分は「梁」として考えますが、その梁せい(梁の高さ)の取り方が、引っ張り方向は鉄筋の位置でとるというのは、正直な話知りませんでした。言われてみれば当たり前なんですが・・・(;^ω^)
鉄筋の定着長さ(コンクリートと鉄筋をしっかり固定させるのに必要な長さ)などは、基本的な話ではありますが、現場では常に悩みの多い部分だったので、ちょっと目からウロコのお話しでした。
鉄筋の種類を間違えてしまった時のリカバーの考え方も「なるほど!」でした。
基礎は建物でいち一番大切なところです!しっかり実務に生かしていきます(^^♪
2017/09/04