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新選組? いえいえ・・・

9月20日,21日の1泊2日で、京都に出かけました。

 

建築士会瀬戸支部の研修旅行です。

1日目は池泉回遊式庭園をもつ東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)である渉成園と新選組 壬生屯所旧跡の八木邸

2日目は角屋(すみや)おもてなし文化美術館

の見学でした。新選組が目的ではないのですが、八木邸も角屋も新選組ゆかりの建物でした。歴史がちょっと苦手な上に、幕末なんかは全くわかりません!状態の私ですが、今回の旅行で少なくとも新選組の大まかな成り立ちがわかりました(^^)   ←目的が違うけど(;^ω^)

 

まず向かった渉成園は一万六百坪の敷地に、大小2つの池と数棟の茶室や書院などがあります。その中で「蘆菴」(ろあん)という2階建ての茶室が特別公開されていましたが、そのほかにも庭園内は傍花閣(ぼうかかく)というちょっと珍しい楼門作りの建物その他、美しい建物が多くあり、見どころがいっぱいです。残念ながら花も紅葉もない時期だったので、そのあたりはちょっと寂しいのですが、庭園もとても美しいです。蘆菴の解説をしていただいた方のお話しもとても楽しく、建物と歴史の勉強が出来ました。

   

 

  

 

 

次に向かった「八木邸」では、実際に「芹沢鴨」(せりざわかも)という新選組の初代筆頭局長が殺された(!)部屋で解説のお話しを聞き、建物に残っている刀傷なども見学し・・・。折しも芹沢鴨さんの155回忌の法要だとかで・・・。えーっと・・・。そういうのが見える人間ではないので、特にアヤシイ気配などは全く感じなかったのですが、生々しい歴史をチラリと覗いた感じでした。

歴史オタクの息子には叱られましたが、私自身は「芹沢鴨」という人のことを初めて知りました。新選組と言えば、近藤勇とか土方歳三とか沖田総司くらいしか知らなかったのです(^^;

  

↑建物の観覧券にはお菓子とお抹茶が付いています♪

 

 

1日目の見学を終えてバスは宿へ。本日のお泊りは「湯の花温泉 松園荘」

少々体調が悪く、温泉は残念ながら断念(´;ω;`)ウッ… でも美味しいお料理はしっかり堪能いたしました(#^.^#)

  

 

 

2日目が今回の研修旅行のメインの見学場所である「角屋おもてなし文化美術館」

 

↓角屋外観 格子がきれいです

 

↓入口 赤い壁が印象的です

 

 

この建物は京都の公許の花街(かがい)である島原(地名ではなく俗称だそうです)にあり、江戸期の饗宴・おもてなしの文化である「揚屋建築」の唯一の遺構として、重要文化財に指定されています。

花街(かがい)というのは歌や舞を伴う遊宴の町のことで、つまり、「芸を見ながらの宴会」客は宿泊はせずに宴会が終われば帰宅するということで、「遊廓」(ゆうかく)つまりお江戸であれば「吉原」なんかの娼婦を置いた店とは全く違うものだとか。

 

建物内部はおもてなしの心意気に満ちており、細かい造作のあちらこちらに凝りに凝った「おめでたい」文様などがちりばめられています。(残念ながら撮影が出来ないため写真がありませんが)

宴会をする座敷はそれぞれ趣の違う造りで、「網代の間」「緞子の間」「御簾の間」「扇の間」など部屋の特色から名づけられています。きっと、ご贔屓さんはお気に入りの座敷があったり、何度来ても違った雰囲気を楽しめたでしょうね。現代であれば、料亭が近い感じですね。太夫さんや芸者さんは揚屋に所属しておらず、近隣の置屋さんから派遣されたそうなので、こちらは今の祇園などもそのようなシステムですね。

 

http://sumiyaho.sakura.ne.jp/  ←角屋おもてなし文化美術館の詳細はこちらへ

 

 

重要文化財である揚屋の座敷は写真撮影が出来ませんが、撮影可能な台所や、築年の新しい座敷も見ごたえがあります。重要文化財になっているのは、1787年に増築された以前のもので、その後のものは、重要文化財には指定されていません。とは言え、大正末期の火災焼失後の再建なので、それなりの年数は経っています。

 

築年が新しく、重要文化財になっていない松の間でもお話しを伺いました。

 

新選組の芹沢鴨が殺害される前、宴会を開いていたのが角屋さんでした。ここでしこたま飲んでというか、飲まされて(剣の達者だったので、素面では殺害出来ないであろう芹沢鴨を酩酊状態にした)八木邸に帰り、寝ているところを襲われています。

昨日の八木邸と話がつながりました。

 

↓松の間 深い軒ですが、支える柱がありません!どんな構造になっているのだろう・・・。

 

 

そこここから中庭が望めます。座敷などを通して向こう側に見える庭は、ほの暗い額縁の中に明るい庭が浮かんでいるようで、とても美しいです。

  

 

台所は(当然ですが)広い!当時は竈なので、煙を上手に外に逃がす造りになっています

  

 

台所はお客様が入る場所ではありませんが、それでも凝った造りです。ここからも中庭が望め、きっと座敷の気配を感じながら、料理の手配をしていたのかなと想像しました。

  

↑台所の衝立に家紋が入っています。   ↑台所から見える中庭

 

 

座敷で芸を披露する「太夫」や「芸子」さんは近くの置屋さんから派遣されました。

今も現役の置屋さんの「輪違屋」(わちがいや)さん こちらは公開されていません、外観だけちょっと見学。

  

お店の名前が分かりやすく印になっていますね。「なるほど!わちがいやさんだ!」

 

久しぶりの京都でした。現在の京都は外国人観光客がわんさかいるような印象がありますが、今回訪ねた場所は、比較的穴場というか、あまりメジャーではないところだったので、全体に落ち着いて見学ができましたし、見どころ満載の良い旅行でした。

新選組のことがちょっと理解できたのは、本当におまけでした(;^ω^)

2017/09/22

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